Columnコラム

薄毛のお話

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  • 若い頃はフサフサだったのに・・・。

    どうして人は薄毛になってしまうのでしょうか?
    現在、日本人の成人男性で薄毛を気にしている人の数は、およそ1260万人と言われています。今回は男性なら誰もが気になる 30~40代頃から前頭部と頭頂部が著しく薄くなってくるAGA(Androgenetic Alopecia)いわゆる男性型薄毛症のメカニズムと、最新のアプローチ法をお話します。

  • 男性型脱毛症の主な原因

    通常、髪は男性が4~5年、女性は5~6年伸び続けます。そして一度抜けて、また新たな髪が生えます。これを発毛サイクル(毛周期)と呼びます。AGA(男性型薄毛症)では、ヘアサイクルの成長期が短くなり産毛化を起こし、薄毛となってしまいます。
    血液によって運ばれてきたテストステロン(男性ホルモン)は、5αリダクターゼ(皮脂腺から分泌される酵素)によって、DHT(強力な男性ホルモン)に変換されます。
    このDHTが細胞内のレセプターに結合すると、毛髪の成長を抑制するシグナルを強力に発生します。
    DHTの活動が活発になると、髪に栄養を補充する毛細血管も細くなり、毛乳頭から栄養が届きにくくなります。
    発毛サイクルがあるため新たな髪が生えますが、弱く細い産毛の状態で抜けてしまいます。これは発毛サイクルが崩れたことを意味します。一度、 発毛サイクルが崩れると、髪は生えようとしても育つ前に抜けてしまうため、外見上、髪がないように見えます。
    これが「薄毛」なのです。

  • 2000年に発見された毛髪幹細胞 バルジ領域を活性化させることがカギ!

    「再生医療」で注目されている幹細胞ですが、最近髪の毛にも幹細胞あることがわかってきました。
    髪の毛の幹細胞は、これまで毛母細胞にあると言われていましたが、休止期の毛包(毛根を取り囲む部分)のふくらんだ部分(バルジと呼ばれる領域)に存在することがわかってきました。

    そのバルジ領域と呼ばれる場所に存在する、「毛包バルジ幹細胞」は、発毛を司る役割がある事が2000年に発見され、髪を作る構造の大部分を作り出すと言われています。

    それまでは、髪の成長には毛根を刺激することが一番であると考えられていましたが、このバルジ領域が発見されたことで、新しい薄毛対策がわかってきました。

    この毛包バルジ幹細胞は細胞分裂をし、毛根の種となり、毛母細胞に送り込まれ、休止期に毛根に移動して新たな毛を作り、成長へと移行していき、毛母細胞が毛乳頭から栄養を受け取ることで髪の毛が成長し健康な毛髪が生えてきます。

    また髪にはサイクルがありどんなに健康な髪でも寿命があります。しかしこの毛包バルジ幹細胞が活性化することで健康な髪が繰り返し再生されます。

    ところが、その毛包バルジ幹細胞が損傷し、機能が失われてしまうと、健康な毛髪が生えてこなくなり、幹細胞がなくなると新しい毛髪が生えてこなくなりますので、この毛包バルジ幹細胞を「活性化」することが発毛のカギとなります。

    バルジ領域を健康に保ち、細胞分裂を活性化させることが、元気で色のついたツヤのある髪が育つポイントとなるんですね。

    では、毛包バルジ幹細胞を活性化するにはどのようにすればいいのでしょうか。

    バルジ領域の毛包バルジ幹細胞を活性化して、発毛育毛につなげるには
    ①成長因子の分裂・増殖を促すアミノ酸の摂取
    ②毛母細胞に栄養分を運ぶ血流の改善
    ③毛包バルジ幹細胞の活性化を助ける育毛剤の使用

    というアプローチが必要になります。
    この「毛包バルジ幹細胞」を活性化し、発毛を促す「実感型育毛剤」が、このたびルベルから新登場!

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